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ここで発表している作品はすべてフィクションで
作者による創作の産物であり、
架空の存在で実在しません。
特定の個人、団体、地名、事件などとは、一切関係ありません。
尾(つ)けられている。 サンナ村の有力者、ソルドーの用心棒として雇われることになったゴルカン。彼の前に現れた敵とは……? 「蛇神覚醒」つづく新たなゴルカンの闘いが始まる。 |
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「触るんじゃねえよ、この痴漢!」 〈アヴァロン〉に所属するデリヘル嬢のあたしは、時折、酔いどれ女と同じ電車に乗り合わせる。ある日、酔いつぶれた女を介抱する、その幼い息子の姿を目撃する。どうしても二人が気になったあたしは、はじめて電車を途中下車し、酔いどれ女と子どもの住む家へと向かう—— 久しぶりの「〈アヴァロン〉から来た女」最新作。 |
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荒畑力哉(あらはた・りきや)という男がまっすぐ歩み寄って来るのを見て、ビビらない生徒は、この クラスのガキ大将的存在の荒畑力哉が巻き込まれた「事件」の真相とは? その調査を不老翔太郎(ふろう・しょうたろう)と始めようとした矢先、ぼく、御器所一(ごきそ・はじめ)の実家である「御器所組」で「大事件」が起きてしま———— いよいよ「不老翔太郎 最初の挨拶」完結。 |
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これまでに聞いたことのない、すさまじい轟音が耳をつんざいた。金属を引き裂くような、巨大なコウモリの絶叫のような、全身の骨を震わせる轟音—— 偽りの〈聖蛇師〉マトスの眼前で、伝説の大蛇が覚醒するときが来た。ゴルカンたちが見守るなか、ついに伝説の大蛇が真の力を顕すのであった。二千年の眠りから覚醒した大蛇の力は信じがたいものだった…… そしてまた、そもそもの発端となったジェク少年失踪事件の真相が、ついに明らかになる。ゴルカンの突き止めた哀しい家族の悲劇の結末とは……? 「蛇神覚醒」ここに完結。 |
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しばらく階段を駆け上がると、右手に巨大な開口部があった。そこには、ヒカリゴケが生えてはいないらしい。闇に包まれていた——「黒き回廊」であろう。ところどころ、赤くちらついている光は、かがり火だろうか? ほぼまっすぐで緩やかな上り坂になっている。私たちはカケトカゲを進めた—— 水晶山内部の要塞での壮絶な死闘を繰り広げる真の〈聖蛇師〉フソリテス率いる「騎士」たちと、ゴルカン、ドゥイータ、ワドワクス。彼らは大きな犠牲を払いながらも、水晶山の奥へと向かう。そこで彼らは、〈拠代〉(よりしろ)として生け贄にされるべく囚われの身となった子どもたちと出会う。 しかし、子どもたちを救おうとするゴルカンたちの前に、邪悪な陰謀を抱くマトスの私兵たちが現れるのだった。 |
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その夜は、天幕の一つに寝台をあてがわれた。フソリテスからは、塔内の一室を勧められたが、断った。ワドワクスは、塔内にいるようだった——おそらくはドゥイータとともに。思えば、カケトカゲに乗って水晶山の麓を脱出して以来、彼の顔を見ていない—— マトスの私兵たちに囚われたゴルカンとワドワクスは、謎の白蛇面の集団によって救われた。彼らこそ、ほんとうの〈蛇神崇拝者〉だった。そして、そのなかにはジェク少年を追って姿を消したドゥイータの姿があった。思いもかけぬ再会。彼らを率いているのは、真の〈聖蛇師〉フソリテスだった。ドゥイータは、失踪したジェク少年がマトスによって、蛇神の僕(しもべ)である伝説の大蛇を甦らせるための〈拠代〉(よりしろ)として生け贄になっていると確信し、フソリテスたちと行動をともにしていたのだった。 しかし、事態は急転する。フソリテス率いる真の蛇神崇拝者たちは、マトスの陰謀を阻止すべく、マトスの私兵たちが護衛する、要塞化した水晶山へ向けて、最後の闘いへ向けて突撃を開始する。 |
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滑るように、ヴァムレイは夜空を切り裂くように飛んだ。羽ばたきの音はほとんど聞こえなかった。 眼下に、真っ黒な水晶湖の水面が広がっていた。波立ってはいない。黒い鏡のようだった。前方には、水晶山の威容が黒い影となってそびえている。頬に吹き付ける夜の風。痛いほど冷たい——。ゴルカンとワドワクス、そして水晶湖の畔の村で知り合ったトレアンダ少年とともに、伝説の呪技(じゅぎ)遣いヒジーの僕(しもべ)である白鷲ヴァムレイの背に乗って、水晶湖を渡ることができた。 水晶山に集まる蛇神崇拝者たちを率いているのは、間違いなく、4年前にテジンの都で連続少女惨殺事件を起こし、失踪した呪技遣いマトスにほかならなかった。 マトスの私兵たちによって、囚われの身となってしまうゴルカンたちだったが…… |
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私たちは、セネクと呪技 こんな刻限に蟲車を拾えるはずもなく、街道には徒歩で出ることにした。陽が昇り、昼近くになるまで延々と歩く羽目になった。衛士隊は追ってこなかった。金貨五枚が効いたのかも知れない—— ゴルカンとワドワクス、セネクは失踪したジェク少年と、少年を捜索するため姿を消したワドワクスの婚約者、ドゥイータを追って水晶山に向かう。そこで、蛇神崇拝者の放った刺客の襲撃を受け、セネクは命を落とす。からくも脱出したゴルカンとワドワクスは、水晶湖を目指す。 水晶湖の畔の村に着く二人。彼らは荒廃した村に驚くのだが…… 「酩酊堂書房」初のファンタジー長編の第4話。 |
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セネクは赤月の光の下、私とワドワクスの存在を忘れたかのように、足早に黙々と歩き続けた。私たちは、ただ無言のまま彼の後に続いた——。 ゴルカンとワドワクスは、失踪した少年、ジェクが唯一慕っていたという青年、セネクとともに、伝説の「蛇神」の僕(しもべ)である大蛇が祀られているという祠に向かった。そこで彼らが発見したのは、心の臓を抜かれた少女の惨殺屍体と、打ち破られた祠だった…… ジェク少年が残虐な殺人を犯したのか? 彼は「蛇神」に魅入られてしまったのか? そして、伝説の大蛇は、ほんとうに甦ったのか? 蛇神崇拝者が集まるという水晶山へ、新たな旅を始めるゴルカン、ワドワクス、セネク。そんな彼らに刺客の魔手が迫っていた……。 「酩酊堂書房」初のファンタジー長編の第3話。 |
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蟲車が停まったのは、テジンの都の北西側に隣接するブレジクの町、広いアッカ豆の畑の中だった。畑の奥のほうに、赤い瓦造りの古風な三階建ての建物が建っていた——。 かつてテジンの都で衛士隊長を務めていた「私」ゴルカンは、「蛇神崇拝者」たちが起こした事件に巻き込まれ、今また姿を消したドゥイータを探すため、ドゥイータの婚約者であるワドワクスとともに、4年ぶりにテジンの都へ向かう。 その隣街でドゥイータとワドワクスが開いていた学舎(まなびや)に赴くゴルカンとワドワクス。彼らは、生徒の1人、ジェクという名の少年を、ドゥイータが気に懸けていたということを知る。 ジェク少年の家は、「癒し」や「予言」を施す「導術家」だった。しかし、女子しか「導術師」になることはできない。そんな家庭のなか、ジェク少年は、穢(けが)れた者として、家族からも疎まれていたことを知る。そのジェク少年が行方不明になっていた。 ドゥイータは、ジェク少年を捜すために、姿を消したのか? 「導術師」そして、「呪技遣い」の因縁めいた存在。さらに、ゴルカンとワドワクスは、「蛇神崇拝」にまつわる、信じがたい事実を知る……。 「酩酊堂書房」初のファンタジー長編の第2話。 |
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何者かが私の小屋に近づいていた。 一角犬グンが耳をぴんと立てた。 四年前まで、都で衛士隊長を務めていた「私」ゴルカンは、田舎の村はずれで、一角犬とともに隠遁生活をしていた。 そんな私のもとへ、一人の男が訪れる。男はワドワクスと名乗った。四年前、衛士を辞めるきっかけとなった蛇神崇拝者による連続殺人事件に関わった、ドゥイータの婚約者だった。 そのドゥイータが失踪したという。 ゴルカンはワドワクスとともに、ドゥイータを追う。その失踪事件の背後に、ふたたび活動を開始した蛇神崇拝者の姿が見え隠れするのであった。 「酩酊堂書房」初のファンタジー長編。 |
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消えた娘の名は、村木 村木美奈の消息を追う私は、ヤクザ者に襲撃される。その襲撃から逃れた私の前に現れたのは、意外な人物たちだった。 「あるひとつの死」の主人公が再登場。 |
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お絹さまがお亡くなりになった、と尾之江甚八に報せたのは、嫂の奈津乃だった。 尾之江甚八(おのえじんぱち)は、二十石取りの家の次男坊。そんな彼には、家柄も違う能見清之介(のみせいのすけ)、栗本源之丞(くりもとげんのじょう)という幼いときからの親友がいた。三人は道場で剣術を競う仲だった。 甚八は、お絹の死の真相を探り始める。そして、彼の前には、謎の刺客の影が立ちふさがるのだった。 「酩酊堂書房」初の時代小説。 |
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86歳の「私」の知人である知的障碍者殺害事件。 その背後に、私とかつて因縁のあったヤクザ「石原組」の存在が垣間見えた。私は、旧友の稲熊に事件の話をし、「石原組」の情報を得る。「今回の事件に似ている」と言われ、稲熊から手渡された一冊の文庫本。それは、アメリカのミステリ小説「バッグレディの死」だった。 そんなとき、私のもとへ一本の電話がかかって来る……。 「あるひとつの死」完結編。 |
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孫の江美がパジャマ姿のまま、庭に現れた。こわばった面持ちで、私に朝刊を突き出している。その新聞紙の先端が、小刻みに震えていた……。 86歳、かつては闇の世界に足を踏み入れたことのある私。知り合いの知的障碍者の女性が殺された。私は、身近で起きた残忍な事件を調べることになる。 |
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俺の右眉と左眉のちょうど真ん中に22LR弾がぶち込まれたがそのコンマ二秒前に俺はシグ・ザウェルM229の引き金を引いたから9ミリパラベラム弾が野郎の脳味噌を吹っ飛ばしたはずだがその瞬間を見る前に俺は死んだ。 トチ狂った世界で生きるトチ狂った殺し屋のモノローグ。 |
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わたしを買った客の一人が、喉を掻き切られて殺された。 連作短編「アヴァロンから来た女」第六弾。 |
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私、高校教師の牧の前にホームレス姿で現れた旧友、城戸真澄。 「野犬の道」ついに完結。 |
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私、高校教師の牧は、かつての親友である城戸真澄と思わぬ再会をした。城戸は、ホームレス姿だった。 私は、城戸が深紅のカルマン・ギアに乗る男を探っている様子だったことに気づく。 |
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私、高校教師の牧は、仕事に自信も情熱も喪失し、ただ怠惰な日々を送っていた。 いつもと変わらない月曜日が終わり、火曜日になった。そしてそのあとには、いつもと変わらない水曜が来るはずだった。いつもと変わらない一週間が続くはずだった。 |
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「殺人請負業」すなわち「殺し屋」である彼、通称「ぼん」は、新たな依頼を受けた。 髪の長い女の影が立っていた。 「月曜日の仕事」に続く、殺し屋「ぼん」の物語第二弾。 |
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アウトドア・ライターの私、仁科碌(にしな・ろく)は、人里離れた川の畔でテントを張ってキャンプ生活をしながら、なかなか書けない原稿に頭を抱えていた。 砂を踏みしめる足音で目覚めた。 |
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ユウカが殺された日、あたしは四人の客の相手をして、チップまでもらった。 〈アヴァロン〉に勤める同僚のユウカが殺された。 あたしは、その殺人事件を追うことになる。やがて明らかになる、ユウカを殺した真犯人の正体と、意外な事件の真相とは? 「アヴァロンから来た女」第五弾。 |
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ストーカーだ。 間違いない。確信した。緊張が走る。思わずバッグを胸に抱きしめる。 シングルマザーの「わたし」を尾ける人影は何者なのか? 「わたし」には、たった一人だけ心を許せる「常連客」がいた。落語家である常連客に、壊れそうになる心を救われる日々だった…… しかし、「ストーカー」は少しずつ近づいていた……。 「アヴァロンから来た女」第四弾。 |
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彼の職業は、殺し屋。依頼されたターゲットを消すのが彼の仕事。 月曜日、彼は遅刻した。 その日、彼が依頼されたのは、某消費者金融会社の社長の殺し。いつもどおりの簡単な依頼だと思われたが…… 少し変わった殺し屋の物語。 |
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〈アヴァロン〉に一人の男が現れた。あたしを探している男は、弁護士だと名乗った。男の口から出た名前に、あたしは衝撃を受けた。 その人の名前は、「ソウちゃん」。あたしの唯一の「常連客」……唯一の友だち。 連作短編集「アヴァロンから来た女」第三弾。 |
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わたしが恋をするなんて、あり得ない。 わたしが男の人を好きになるなんて、あっちゃいけない。 なぜなら、わたしは〈アヴァロン〉の女だから。 なのに、大晦日の夜、わたしはコンビニ店員の「あいつ」と出会う。ところが…… 連作短編集「アヴァロンから来た女」第二弾。 |
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わたしは沙耶(サヤ)。茉耶(マヤ)とは一卵性双生児。見た目はそっくりの二人……だけど、わたしたちはいつしか大きく違ってしまった。 わたしには茉耶に秘密がある。それは、わたしが〈アヴァロン〉の女であるということ。 今日もまた、茉耶がリスカした。 連作短編集「アヴァロンから来た女」第一弾。 |
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